2025年03月03日

成約企業との出会いが新たな事業の可能性に
みんなでwinwinの関係性を築きながら歩む有限会社国宗

東京都江戸川区で印刷業を営む国宗（クニムネ）。町工場が多い地域の中で、昔からやっている会社が廃業に追い込まれていることに課題意識を持ち、デジタルツールが縁を繋ぐことで埋もれてしまった会社が再発掘されると良い、とお話しされていた二代目の橋本代表。営業担当の見目氏と、Big Advanceを活用して得た新たな販路や事業の広がりの可能性について、お聞きしました。

有限会社国宗　代表取締役　橋本邦朋様　営業部　見目充様

ネット集客は信頼性が最も重要

―会社の概要とBig Advance導入の経緯を教えてください

橋本代表：当社はオンデマンド印刷を行なっている印刷会社です。基本的には小ロットのご依頼を受けており、冊子や製本印刷も行なっています。大量印刷では対応できないような細かい要望の対応も可能です。チケットや名刺をはじめ、ナンバリングが必要な可変印刷も得意としています。

導入のきっかけは東京東信用金庫の営業担当の方からおすすめされたことですね。新たな取引先を増やすために始めました。ビジネスマッチングサイトっていくつかあるじゃないですか。使う時の一番の懸念は、信頼できるか。素性のわからない人とやりとりをして、入金トラブルや発送がうまくいかない、といったことが起きることもありますよね。Big Advanceは金融機関と連携していて会員情報がしっかりしており、信頼性が高いので良いなと思いました。実際使ってみたところ、短期間でお客様が見つかり、継続的な取引にも繋がりました。

成約獲得には相手の隠れたニーズを読み取れるかが鍵

―Big Advanceを導入してから、使い方について一度ご相談いただいてますよね。商談先の検索の方法、アプローチの仕方などをご質問いただいた後、20件ほど商談依頼をされていると伺いました。その後活用してみた様子を教えてください。

見目氏：実は他社様が登録している要望の中に「印刷物がほしい」という要望はほとんど無いです。なので、企業様が出されている要望とは違うとしても、協業できそうな業界の企業様にアプローチをしてみることにしました。営業強化月間だったこともあり、1ヶ月半くらいの間は毎日検索、商談依頼をしました。その中の4、5社が面談まで行き、2社と成約できました。例えばデジタルの制作会社様は、自社では印刷機を持っていないことが多く、印刷のニーズがあるのではないかと思ってお声がけをしたりします。どういうところが当社を使っていただけるかなと考えて営業できるようになると、成約率も上がっていくと思います。

（Big Advanceを通したマッチングでは）実際対面でお会いしてお話しをさせていただけるのが良いですね。そこでお仕事の依頼をいただき、今も継続していただいています。
紙工屋さんなどはホームページを持っていないことが圧倒的に多いですが、良い紙工屋さんはどの印刷会社も必要としています。なので、良い紙工屋さんは口コミで紹介していただくことが多いです。そういう繋がりをデジタルツールでも実現できたら良いですよね。みんなでwinwinの関係性を築いていく仕事をしていきたい、と考えていたので、Big Advanceのようなツールを使って色々な企業様と繋がっていくことは大切だなと思います。

印刷だけでなくデジタルも。仕事の幅が広がっている

―検索やアプローチのやり方を工夫して、面談や成約に繋げられてきましたが、Big Advanceを通して良い出会いはありましたか？

橋本代表：成約した取引先で、双方向にやりとりをしている方がいます。当社ではできなかったデジタル系の案件の相談に乗ってもらえるようになりました。新しい事業領域のパートナーのような感じです。その方に相談できるようになったことで、印刷しかできない会社ではなくなり、ホームページやwebデザインに関するお話をお客様から聞くこともできるようになりました。こういった出会いを通して、仕事の幅が少しずつ広がっていくと良いなと。これまで通りの紙媒体だけでは先々どうしても難しい部分が出てくるので、webなどの領域と絡ませて広げていきたいです。こういう関係を持てる会社様が今後も増えると良いですね。

―今後期待していることがあれば教えてください

当社のお客様は個人で事業をやっていらっしゃる方も多くいます。この地域は町工場がたくさんあって、実は特殊なことをやっていたり、すごい技術を持っている方がいるのですが、インターネットでの情報発信をしていないので外から見つけられません。昔からの伝手だけで仕事をしていて、お客様が減ってしまい廃業してしまう、という現状があります。そういった方にBig Advanceのようなツールが浸透してつながりを作り、良い会社として発掘されて盛り上がっていくといいなと思います。

（左：見目氏、右：橋本代表）