2026年06月29日

「つくりたい」を具現化する伴走者
ボルデックスが貫く誠実なシステム開発

システム開発を主軸に、ビジネスの構想段階からパートナーとして伴走するボルデックス株式会社。代表の江島良氏が掲げる「つくりたいを実現する」というミッションのもと、単なる受託開発の枠を超え、顧客の頭の中にある構想段階から深く入り込む「伴走型」のスタイルを最大の強みとしています。その根底には、時には先方にとって耳の痛い意見もいとわない「正しさと誠実さ」を重視する姿勢がありました。

今回は、同社の営業を担う中崎昭信氏にインタビュー。大阪から福岡へと拠点を移してまで同社にジョインした理由から、「Big Advance」を活用した戦略的なネットワーク構築、そして多国籍なチームと共に描く新たな事業展望まで、同社の現在地と未来の姿を詳しく伺いました。

ボルデックス株式会社 営業部 営業部長 中崎 昭信 様

「つくりたい」を構想から形に。伴走型パートナーとしてのシステム開発

─ まず、御社の事業内容について詳しくお聞かせください。

当社はシステムの開発を主軸としていますが、プログラムを書くだけの会社ではありません。代表の江島が「つくりたいを実現する」というミッションを掲げて立ち上げた会社で、主に「ビジネスの開発」「商品のプロダクト開発」「運用マーケティング」という3つの領域を軸に事業を展開しています。

いわゆる受託開発と呼ばれる形態ではあるのですが、私たちの最大の特徴は、お客様が「こんなことがしたい」とイメージしているだけの構想段階から、パートナーとして伴走することにあります。仕様書通りに作るのではなく、そのビジネスを成功させるために、本当に必要なシステムは何かという視点から一緒に考え、形にしていく。この設計や企画といった、いわゆる「上流工程」から深く関わることこそが、ボルデックスのアイデンティティです。

─ 本社は福岡ですが、お客様の開拓はどうされているのでしょうか?

やはり案件のボリュームは首都圏に集中しているため、月に1回ほどのペースで東京や大阪へ営業出張に出向いています。そこで一度接触のあったお客様を定期的に訪問して新たな案件の動向を伺ったり、同業他社様を訪ねて業界環境の共有を行ったりしています。ゼロからすべてを自分たちだけで作るよりも、これまでに培った知見を共有し合い、協力し合える形を常に模索しています。

変化を楽しみ学び続ける。代表に呼応する営業力

─ 中崎さんは昨年入社されたと伺いました。大阪から福岡への移住も含め、大きな環境の変化があったのではないでしょうか。

そうですね、昨年まではずっと大阪を拠点に活動していたのですが、現在は単身赴任で福岡に来ています。きっかけは求人サイトでボルデックスを見つけたことでしたが、「面白そうだ」と感じたんです。

もともと、私は変化や新しいことが好きなんです。同じ場所で長く働き続けているとお付き合いするお客様もやるべきことも固定化されてしまいがちです。それはそれで安定していていいのですが、私としては少し物足りなかった。環境を変えれば、ゼロから新しい関係性を築く必要がありますし、会社が変われば仕事のやり方も変わるので大変ですが、勉強しながら進めていくのは楽しいなと思っています。

─ 代表の江島様との出会いも、大きな転機になったそうですね。

はい。代表は非常に面白く、行動力のある人で、最近の出会いの中でも一番良い出会いでした。大阪に家族を残して単身赴任に踏み切るくらいですから。「つくりたいを実現する」というミッションも、代表自身が常に何かやってみたい、つくってみたいという強い思いに突き動かされていることが根底にあります。そんな彼の行動力やスピード感を尊敬しています。次々と新しいアイデアを持ってくるので、それをどう形にするか、営業としてどう広げていくか、毎日が刺激的です。

Big Advanceでの全国的な繋がりが、お客様への提案精度を高める

─ 営業活動の一環として「Big Advance」を活用されていますが、導入の決め手は何だったのでしょうか。

Big Advanceを導入した理由の一つは「金融機関が介在している」という点でした。安心感がありますし、先方も金融機関を介して対応するので、断りたい場合は断りやすい。直接やり取りしなくていい分、ストレスなく気軽に対応できるなと思っています。私が入社した当初は、いくつか別のマッチングサイトも使っていたのですが、費用対効果が見合わないものが多く、今はBig Advanceのみです。

─ 具体的な成果や、活用する中でのメリットについて教えてください。

すでに同業他社である2社と成約があり、協力体制を築いています。

東京の開発企業様とは、エンジニアのリソースが足りていない繁忙期ということで、当社で何かお手伝いできないか、稼働の調整を始めたところです。お互いのリソース状況に応じて案件をサポートし合える非常に良い関係です。

ただ、私が感じている一番のメリットは、直接的な受注そのものではありません。システム開発会社というのは、意外と情報が孤立しがちで孤独な存在なんです。また、当社は福岡本社なので、どうしても体制上、首都圏やほかの地域の案件情報や業界動向が入りにくい。情報から孤立していると、お客様に対して最新事情や他社の動向を踏まえた提案ができません。やはり私たちの仕事は「提案」がとても大事なので「今、他社さんはAIをこう活用していますよ」「他社さんはこうですが、お客様はこうだと思いますよ」といったことをお伝えしたい。その点で、全国の他社さんと繋がることができるBig Advanceは魅力的だと思っています。

「正しさと誠実さ」で追求するユーザー目線の開発

─ ここまでのお話から、関係構築を重視されていることが伝わってきます。会社として大切にしている姿勢は何でしょうか。

代表の江島がよく言っているのは、仕事において「正しくあること」や「誠実であること」です。これは、お客様の要望をただ言われた通りに実行するのではなく、プロの立場で向き合いきちんと意見を述べるということでもあります。

開発の現場でも、例えば社内の期限があるからといって、使いにくい状態のままリリースすることはありません。納期を優先させるのではなく、「良いものを作って良い状態でリリースする」ことを第一に考えます。たとえお客様からのご要望であっても、それが本当にユーザーのためにならないと判断すれば、あえてそのまま作ることはせず、プロとして誠実に提案や指摘をできるような関係性を築くことが重要だと考えています。

─ そういった価値観が社内全体に浸透しているのですね。

そうですね。代表はしっかり社員とコミュニケーションを取るので、社内に浸透していると感じます。進めている案件について直接代表から意見をもらう中で伝わっていく思いも多いです。また、人間関係の構築も大切にしています。例えば、代表との定例会議の時には「社員からこんな声が上がっている」といった話をして仕事環境や効率の改善に繋げています。また、社内にはいろいろな国籍のメンバーがいるのですが、「何か困ったことはないか」とヒアリングを行っています。やはり言語面での不便さがあると思いますし、困ったからといって母国に帰るというわけにもいきません。様々な状況にしっかり対応するので、体制が整っていて良い環境だと思います。

システム開発の枠を超え、新たな事業領域と組織体制の強化へ挑む

─ 確固たる土台があるのが伝わります。最後に、今後の展望についてはいかがでしょうか。

今後は、現在主力となっているシステム開発の領域以外にも、積極的に可能性を広げていきたいと考えています。その一つが、フルリモートでの開発支援です。日本国内のエンジニアにかかる人件費は年々高騰しておりますが、プロジェクト予算は上がらないため、アサイン(人員配置)されるメンバーは減少傾向にあると聞いております。オフショア(海外拠点への委託)での開発支援(画面実装、単体・結合テストなどの下流工程)により、経費を抑えた形で多くのリソース(人材などの開発資源)活用が行えるため、開発期間の短縮において相談をいただくケースも増えております。

また、開発面では、生成AIをはじめとする先端技術を積極的に取り入れ、アイデア段階の構想を短期間で「プロトタイプ」として具現化することに注力しています。実際に動くものを見ながら修正を繰り返すアジャイル手法を採用することで、お客様の頭の中にあるイメージを可能な限り正確に反映できるようにしたいですね。

─ では、中崎さん自身がより強化したいと考えている点はありますか?

首都圏への拠点進出を考えています。現在、案件の約7割が首都圏にあり、福岡にしか事務所がないことで対面での打ち合わせが叶わず、お断りされてしまうケースも発生しています。物理的な距離を理由に機会を逃さないよう、東京事務所の設立に向けて代表とも議論を重ねています。拠点の新設はエンジニアの確保という面でも重要です。福岡はエンジニアの需要と供給が追いついていない現状がありますが、東京であればより多くの人材にアプローチできます。現在は多国籍なメンバー約40名の体制で動いていますが、オフショア開発の需要がありますので、今後はさらに人材を確保して幅広い案件に対応できるよう体制を整えていきたいですね。

<会社情報>

ボルデックス株式会社
所在地 福岡県福岡市博多区博多駅東1-16-7 博多駅東尾崎ビル6F
設立 2018年6月
URL

https://vauldex.com/

※情報と肩書は取材当時のもの
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