「お客様と真剣に向き合う」が原点
エルプラスがこだわる
驚きの機動力と誠実な関係づくり
愛知県一宮市に拠点をおく株式会社エルプラス。ラベル・シールの印刷をメインに、化粧箱やフィルムの製造を、デザイン作成からセットアップ、出荷までトータルで手がける同社。印刷会社の枠を超え、顧客の希望を叶える“パッケージングのスペシャリスト”として厚い信頼を得ています。代表取締役の平田昭導氏は、28年にわたりこの業界を歩んできたベテラン。夜遅くのデータ入稿から翌朝の納品までこなす、その圧倒的な“レスキュー精神”が強みであり、「お客様を思う真剣さは誰にも負けない」と語ります。Big Advanceを通じた新しいご縁の形や、2026年1月に代表取締役に就任し、新たな一歩を踏み出した平田氏の挑戦について伺いました。
株式会社エルプラス 代表取締役 平田 昭導 様
製品の魅力を伝えるパッケージング・パートナー
─まず、御社の事業内容について教えてください。
当社は、食品や化粧品、医療機器などのラベル・シール印刷、そして化粧箱やフィルム印刷などパッケージの製造を一貫して手がけています。創業して12年になりますが、私自身はこの業界で働いて約28年になります。
いちばんの特徴は、各地にある協力会社様と密に連携したモノづくりにあります。印刷技術に対する精細なノウハウを積み重ねている点が何よりの強み。お客様の要望に合わせて「どの工場の、どの機械で刷るのが、品質・コスト・納期において最適か」を判断し、速やかに形にするという提案力にあると思っています。
一例として、特に生活者の方に身近なもので挙げると、スーパーやコンビニに並ぶおにぎりやお惣菜の容器に貼られるシールや、値引きシールといった食品関連のラベル。当社でも数多く取り扱い、デザインの提案も行っています。

オリジナルデザインによって、企業ブランドや商品の宣伝効果に効果的なラベルを考案
─デザインから納品までワンストップで対応されているのですね。
はい。デザイン作成から素材選び、試作、量産、そして納品まで。パッケージは「沈黙のセールスマン」とも呼ばれるほど、商品の売れ行きを左右する大切な販促ツールです。私はデザイナーとしての経験もあるので、単にきれいなものをつくるだけでなく、「いかに商品を手に取ってもらえるか」という視点も大切にしています。
最近ではホームページもリニューアルし、協力会社様に連携して印刷の現場を動画で紹介するなど、企業の皆さまに当社の取り組みをより知っていただけるように整えました。(ホームページが)完成してこれからますます営業活動に力を入れていきたいというところですね。
余談ですが、コーポレートカラーのオレンジは私の大好きな色です。この色のように明るくスピーディーにお客様のニーズに向き合っていくのがモットーです。

さまざまなパッケージ素材を取り揃え、企画から製造まで一括して対応するのがエルプラスの強み
夜遅くからの印刷作業、翌朝には九州へ。
信頼があるからこそできる「レスキュー対応」
─御社は機動力も強みであると伺いました。
そうですね。一昨日も夕方の18時前に「助けて!」とお客様から一本の電話が入りました。どうやらおにぎりのシールの色を間違えていたらしく、クレームになってしまった、と。翌朝9時から石川県で使用すると言うんですね。
18時を過ぎると、普通なら印刷会社は営業終了の時間ですよね。でも、何とかしてあげたい。そこで協力会社様にお願いしてすぐに2500枚つくってもらいました。データを受け取ったのが18時15分で、20時には印刷が完了。そしてお客様のところへ。その後はスムーズに進み、無事に事なきを得ました。
このスピード感は当たり前のことではありませんし、大手の印刷会社さんではなかなかできないことです。それを「エルプラスなら何とかしてくれるだろう」と信じて頼ってくださるお客様がいる以上は、私は絶対に形にしたいと思っています。
─この他にも、翌朝、九州への納品を間に合わせこともあるとか?
はい。昨年の話ですが、夜20時過ぎに九州のお客様から連絡がありました。「どうしても明日の朝8時30分までに佐賀県でラベルが1000枚ほど必要だ」と。この時もすぐに名古屋の協力会社様に印刷を手配し、私が自ら刷り上がったラベルを受け取って大阪へ向かいました。先方も大阪まで来て、駅のホームでお渡しして。お客様は翌朝、始発の飛行機で向かい、ラベルは問題なく到着。ホッとひと安心でしたね。
こうした対応は日本中探しても当社しかできないのではないでしょうか、もちろん協力会社様あってこそですが。そんなことばかりやっているんですよ(笑)

「夜遅くから印刷して翌朝に九州へ。そんなことばかりですよ」と笑顔で語る平田氏
Big Advanceでの大きなご縁。回生堂様との出会い
─Big Advanceを活用し始めたきっかけを教えてください。
お世話になっている岐阜信用金庫さんからの紹介です。活用してみようと思ったいちばんの理由は、私自身がすでに抱えている業務で手一杯、事務所に缶詰め状態なので営業活動をする時間がまったく取れなかったからです。Big Advanceで普段お会いすることのない企業様といいご縁があったら、と始めました。そして岐阜県の恵那市にある企業様とのうれしい出会いにつながりました。
─回生堂様ですよね。具体的にはどのようなやりとりを?
回生堂様は入浴液や化粧水など美容や健康の製品を手がけていらっしゃいます。Big Advanceを通じてマッチングし、私の方からアプローチさせていただきました。美容製品のほか、ペット用品も製造されていますが、新しく開発されているペット用のグルーミングスプレーのラベルについてご相談いただいて。そこでまずはサンプルのラベルを無償でつくり、ちょうど先日見ていただいたばかりなんです。
─無償で、行われるんですね。
はい、そうです。というのも「こういう仕上がりにすれば、もっと高級感が出せますよ」といった提案を、まずは形にして見てもらいたいと思っているからです。なぜ、そこを無償で行うのかといえば、刷り上がった状態が思っていたイメージとかけ離れていてはお客様も困ってしまいますし、私としてもそれは絶対に避けたいですから。
印刷する素材の準備から始まり、もちろんコストはかかりますが、サンプルをサービスの一環としてお送りする。お客様にとても喜んでいただけるんですね。回生堂様とはお互いに気持ちのいい形で継続していきたいですし、商品の販路拡大にパッケージの面からお役に立ちたいと思っています。
─Big Advanceも含め、平田様がつながりを増やしていく上で、大事にしていることは何でしょう?
そうですね。ビジネス全般にいえることですが、私自身としては「誠心誠意」、お客様と向き合うことですね。こう見えても実は結構人見知りなんですよ(笑)。最初のとっかかりは電話やオンラインだとしても、そのあとはお会いして顔を合わせて関係を築いていけるのが理想でしょうか。
そして、お客様の求めているものに対しては真剣に取り組む。その真剣さだけは誰にも負けないと自負しています。長年のお客様から「(私の)こういう人柄だから、取引を続けている」と声をかけていただけるのが何よりうれしいですし、より一層頑張れますよね。
この先も独自のスタイルを保ち、つながりを増やしていく
─遅くなりましたが、2026年1月より代表取締役に就任されたとのこと、おめでとうございます!
ありがとうございます。これまでは部長という肩書きでしたが、代表として舵を取ることになりました。とはいえ、やることは変わりません。これからも協力会社様と二人三脚で、お客様のために走り続けるだけです。
つまるところ、私はこの仕事が好きなんです。若い頃、まず営業からスタートし、徐々にデザインやラベル制作について学ぶようになり、パッケージの仕事の面白さが増していきました。先ほどの話に戻りますが、「平田さんに頼めば、何とかしてくれる」といわれるのがありがたく、その初心を忘れずにいたいですね。
いろいろな協力会社様とコミュニケーションを図り「こういうことはできませんか?」「これならどうでしょう?」と調整したり、対応できる企業さんを探したりして、お客様からの「これもお願いできないかな?」という要望に応えていきたい。
そうそうこの間は「レジにかける無地の抗菌フィルムシートを留めるグッズは知らない?」という相談もありました。当社の業務範囲ではないのですが、もちろん見つけ出しましたよ。きっと、私は困りごとを見つけて応えるのが好きなんですね。
これは自分独自の営業スタイルですし、こだわり続けたいと思っています。
─最後に、これからの展望について教えてください。
今後は、従来のラベル・シール印刷だけでなく、より特殊なノウハウが必要とされる分野も積極的に扱っていきたいです。たとえば、ケーキピックやB to B向けの専門的なパッケージング。特にケーキピックは扱っている業者が意外と少なく、専門知識が求められます。以前、ホームページ経由で大手の企業様から案件をいただいた際も、もともと独自のノウハウがあったため、短納期に間に合わせることができました。こうした「エルプラスにしかできない分野」を広げていきたい。
もうひとつは地元の愛知県や岐阜県の企業様ともっとつながりたいと思っています。現在は関西圏のお客様が半分以上を占めていますが、地元と、そしてBig Advanceでつながる全国の皆さまとより深いお付き合いをしていくのが目指すところですね。

平田氏いわく「パッケージは沈黙のセールスマン」。商品イメージを高める重要な役割を持つ
<会社情報>
| 株式会社エルプラス | |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県一宮市浅井町河端郷19-1 グレイスラジオ102 |
| 設立 | 2014年7月 |
| URL | |
| ※情報と肩書は取材当時のもの | |


