「治せない治療家は治療家ではない」
中村接骨院の専門治療と地域への情報発信法

三重県員弁郡で35年間、地域に根ざした治療を続ける中村接骨院。外傷治療中心の保険診療から、IRT療法など様々な技術を取り入れ根本改善を目指す診療へとシフトしながら、幅広い年齢層の患者様に愛され続けています。今回は院長の中村氏に、Big Advanceのホームページ機能を活用した情報発信の取り組みと、専門的な治療や地域への想い、そして今後の展望についてお話を伺いました。
中村接骨院 院長 中村 明彦 様
35年の実績と根本改善を目指す専門治療
ー御社の事業概要について教えてください。
当院は35年間、この地域で接骨院を運営しています。専門学校で柔道整復師の資格を取得し、他の接骨院で経験を積んだ後に開業いたしました。実は私の祖父も接骨院をやっていて、「地域の人にとって頼れる存在であったらいいな」という思いで今も事業を続けています。
私たちは外傷、つまり怪我した人を治すのが大義名分なんですが、だんだん保険適用に対する規制が厳しくなってきているんですね。腰が痛いとか膝が痛い、首肩が痛いといった慢性的な疾患に対してはかなり厳しく、保険が使えない状態がどんどん増えてきています。そのため現在は、保険を使わない自費診療も取り入れています。
当院では「IRT療法」を中心とした根本改善治療に力を入れています。どこに行っても治らない、と深い悩みを抱えている方を対象に、現在一番力を入れている治療法です。人によって悪いところや反応が違うので、それに応じた治療法を選択しています。
また、「運動療法」は5年ほど前から取り組んでおり、関節を支える筋肉をピンポイントで鍛えるため、即効性があります。「MBTテープ療法」は東京の目黒区まで勉強に通って習得し、ゆがみ改善や小顔効果が期待できます。偏頭痛や天気痛に対する治療も行っており、首の矯正を取り入れて効果を上げています。
さらに、スポーツ少年団での指導もボランティアで行っています。子どもの怪我を防ぐための講習会を年に2〜3回開催し、私自身が以前運営していた少年柔道教室の経験を活かして地域貢献を続けています。
ホームページ作成で継続的な情報発信
ーBig Advanceのホームページ機能はどのように活用されていますか?
当時の桑名三重信用金庫の担当の方から勧めていただいたのがきっかけで、以前使っていた他のサービスから切り替えました。以前のサービスは、アクセス数はある程度あったものの、それほど反響がなく、料金面でもBig Advanceの方が魅力的でした。担当の方には以前からお世話になっていたこともあり、信頼してお任せすることにしました。
毎月の診療スケジュールを携帯で手軽に更新できるのが非常に便利です。スマホで写真を撮って、簡単な説明文を加えるだけで済むので、忙しい診療の合間でも更新作業を続けられています。息子にも手伝ってもらいながら、背景やレイアウトを見やすく整えています。患者様は休診日や診療時間をしっかりチェックされているので、「看板」としての役割を十分果たしていると感じています。
ホームページ作成後は、色々アドバイスをいただいてコンテンツを充実させているところです。IRT療法や運動療法、偏頭痛治療などの専門的な治療内容をもっと詳しく紹介したり、施術事例を掲載したりすることで、患者様により多くの情報を提供していきたいと思っています。
特に偏頭痛や天気痛で悩まれている方は検索される機会も多いので、そうした専門的な治療内容を充実させることで、本当に困っている方に当院の存在を知っていただけるのではないでしょうか。
治せない悔しさがきっかけとなった技術習得
-中村様が、新しい技術を取り入れることに対して熱心な理由はなんですか?
今の自分の技術では治せない患者さんがいるから、もっと学ばなければいけないという想いがあります。どこに行っても治らないと悩んでいる方をなんとかしたいという気持ちが強いですね。それに、治せない治療家は治療家ではないと思っています。勇気を出して来院してくださったお客様に笑顔で帰ってもらうために、1人1人の悩みに寄り添った治療をしたいのです。
いろんなセミナーに行って新しい技術を取り入れてきましたが、そこでいろんな人と出会っていいところを吸収してきました。自分の肉となり骨としてきたという感じです。そうした様々な学びの積み重ねが現在の治療スタイルの基盤になっています。
「介護に頼らない体づくり」で地域の人を支えたい
-今後の展望についてお聞かせください。
私たちの業界では保険診療を取り巻く環境が変化しているため、今後はより自由診療に力を入れていく方向です。
患者さんには「5年後、10年後にどういう体でいたいか」を考えて、今できることから始めることの大切さをお伝えしています。介護に頼らない健康な体づくりは、私たちの世代にとって切実な課題でもあります。
自治会でいろんな教室が開催されていますが、骨盤矯正などの教室をやってもいいのかなとは思っています。これまで学んできた技術を地域の方々に教えていくことで、この地域の人が健康な体で生活できるように取り組んでいきたいです。
地域になくてはならない存在になりたいというのは常に思っています。35年間この地域で培ってきた信頼関係を大切にしながら、Big Advanceのような情報発信ツールを活用して、より多くの方の健康をサポートしていきたいと思います。
<会社情報>
中村接骨院 | |
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所在地 | 三重県員弁郡東員町六把野新田20-1 |
設立 | 1989年7月 |
URL | |
※情報と肩書は取材当時のもの |