2026年01月29日

本気で挑戦したい人のための
「クラウドファンディング成功のコツ」

プロジェクトページの作り込みから準備期間まで―CAMPFIRE柿原氏に聞く実践ノウハウ

クラウドファンディングで支援を集めるには、具体的に何をすればいいのか。日本最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」で数多くのプロジェクトを支援してきた柿原氏に、プロジェクトページの作り方、準備期間の設定、そして成功の鍵となる「やり切る」ことの重要性について聞きました。これから本当に挑戦したい人が押さえておくべき、実践的なポイントをまとめてお届けします。

株式会社CAMPFIRE 地域共創推進チーム 柿原 静香 様

プロジェクトページの作り込みが成否を分ける

―プロジェクトページで工夫すべきことはありますか?

プロジェクトページは支援者の「見やすい・わかりやすい・共感できる」を意識することが大切です。

まず、タイトル・画像で”入口の関心”をつかむこと。タイトルは長め&情報量多めが効果的で、何のプロジェクトかが一目でわかるようにします。メイン画像のテキストは、タイトルとは違う切り口を意識する。例えば、ビジュアルでワクワク感、活動の背景などを伝えます。サブ画像でプロジェクト概要を伝えると、画像だけで内容が理解できるページになります。

見出しには「自己紹介」など抽象的な言葉よりも、結論や要点を入れましょう。例えば「〇〇を守るため、私たちは挑戦します」という感じです。

―本文の長さはどのくらいが適切ですか?

本文は「画像×説明」の掛け算で構成します。本文全体は4,000文字以上が推奨、画像は20枚以上を目安に、1枚ごとに200文字程度の文字バランスです。画像とテキストのバランスを意識し、「読む」ではなく「見ながらわかる」ページにすることが大切です。見出しで全体の流れが把握できるように整理すると、支援者の理解がスムーズです。

リターン設計は「わかりやすさ」と「選びやすさ」が鍵です。公開時点で16件前後のリターンがあるとベストで、支援の選択肢が広がります。リターン説明文は200文字以上で、中身・使い方・おすすめポイントを明確に。画像はデザイン性よりも”伝わるかどうか”を重視します。

準備期間は1ヶ月半〜2ヶ月が理想

―プロジェクトの準備期間はどのくらいが理想ですか?

初めての方で余裕を見ると、2ヶ月ぐらいがいいと思います。プロジェクトをやるぞって決めてから、どういう企画にしようかな、リターンはどうしようかな、それを形にして、事前のプロモーションに2週間ぐらいかけた方がいいので、1ヶ月半〜2ヶ月ぐらいですね。

ただ、前編でお話したお祭りの例のように、3週間でやってしまう方もいます(笑)。時間を決めてしまったほうがいいと思います。長い時間をかけてやろうとする方もいるんですけど、ダラダラしてしまうし、息切れしてしまうので。スケジュールがタイトなほうがぎゅっと集中できます。

時間が限られていたから、リターンにも限りがあって、自分たちでどうにかしないといけなかった。だからアイデアが出たと思うんですよ。それが結果的にいい形につながった例ですね。

「やり切る」ことで見えてくる景色

メッキ加工会社がビックカメラとの連携へ進んだのも、アパレル会社が勝ちパターンを見つけたのも、「やり切った」からこそ。

身近な人から目標の3分の1を集める。支援者一人ひとりと丁寧に向き合う。プロジェクトページを作り込む。活動報告で振り返る。
大変だからこそ、そこをやり切ることで、気づきが生まれ、ファンが育ち、次の道が開ける。

クラウドファンディングは、単なる資金調達のツールではありません。事業の価値を言語化し、ターゲットを研ぎ澄まし、共感する人々とつながり、フィードバックを得て改善していく。そのプロセス全体が、事業を成長させるのです。

地域に眠る可能性を信じ、一歩を踏み出す人たちを応援する仕組みづくり。
それが柿原氏が目指す「挑戦があたりまえにある風景」です。

クラウドファンディング成功のチェックリスト

□ タイトルは情報量多め。何のプロジェクトか一目で分かる
□ メイン画像とサブ画像で視覚的に内容を伝える
□ 見出しは結論や要点を明確に
□ 本文は4,000文字以上、画像は20枚以上
□ リターンは16件前後で選択肢を広げる
□ 準備期間は1ヶ月半〜2ヶ月を確保
□ 身近な人から目標の3分の1を集める覚悟
□ 支援者一人ひとりと丁寧にコミュニケーション
□ 活動報告で振り返る

※本記事は、CAMPFIRE柿原氏へのインタビューをもとに作成しています。
詳しいインタビュー記事はこちら↓
地域の挑戦を応援する仕組みづくり CAMPFIRE柿原氏に聞く、クラウドファンディング活用術【前編】
支援を集めるために本当に大切なこと CAMPFIRE柿原氏に聞く、クラウドファンディング活用術【後編】

柿原 静香
株式会社CAMPFIRE

地域共創推進チーム所属。全国の地域金融機関とのパートナー連携を担当し、クラウドファンディングを通じた地域企業の挑戦を支援している。

取材・執筆:木村 奈央
コネクト編集部

「コネクト」立ち上げメンバー。以前は社会人向け教育・研修事業を展開する企業にて、オウンドメディア編集部の一員としてメディア運営全般に従事。当面の目標はペーパードライバーからの脱却。

<会社情報>

株式会社CAMPFIRE
所在地東京都渋谷区猿楽町18−8 ヒルサイドテラスF棟201
設立2011年1月14日
URL

https://campfire.co.jp/

※情報と肩書は取材当時のもの
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