2025年10月23日

30社以上の成約企業から分析
ビジネスマッチング「成功のコツ」

Big Advanceのビジネスマッチングで実際に成約した30社以上の事例を徹底分析。「面談成功率4割」「半年で11件成約」「売上5-6倍」など、具体的な成果を上げた企業の共通パターンと、意外な使い方をご紹介します。

5つのマッチング成功のコツ

【成功のコツ①】毎日コツコツ継続が最強の戦略
【成功のコツ②】「分母を増やす」地道な営業
【成功のコツ③】表面的なニーズだけでなく、潜在ニーズを探る
【成功のコツ④】商談会は「出会いの宝庫」
【成功のコツ⑤】金融機関の信頼を最大活用

Big Advance会員の皆さんの事例とともに、詳しい解説をしていきます。

【成功のコツ①】毎日コツコツ継続が最強の戦略

継続的な活動が成果を生む

・毎日チェック、継続的なアプローチ
・スキマ時間(通勤中、就寝前)の活用
・相手企業の反応を見ながらアプローチ方法を改善

自然舘(健康食品)💬
「毎日10件の商談メッセージを送り続け、反応がなければテキスト内容を変え、改善を繰り返すことで「Big Advanceではこういうアプローチが効果的」という気づきを得ています」

HONOR(補修業者)💬
「取引先を積極的に探していた時期は”毎日” “時間があれば”触っていました。スマホでも操作できるので、寝る前にベッドの上で検索していた時もあります」

【成功のコツ②】「分母を増やす」地道な営業

すぐに成果が出なくても関係構築を

・すぐの成果を求めず、3年後を見据えた長期視点
・繋がった企業はリスト化して管理
・新商品告知やメール案内で定期的に接点を持つ
・関係を深める、信頼関係を築く

中部食産(食肉加工)💬
「どんなビジネスマッチングでも、やったからといってすぐに成果に繋がることは少ない」
「繋がりが続いていけば、例えば3年後くらいに大きな仕事をすることもあります。飛び込み営業は相手にされない時代なので、こういったプラットフォームを使えばスムーズに話せます。繋がった企業はリスト化し、新商品の告知をしたりメールで案内したりして、先方が欲しいタイミングと合えば話はすぐに進みます」

日研工業所(工業塗装)💬
「どんなマッチングもすぐに取引とはなりませんが、成約した企業とは関係を継続できています。電話をすると30分くらい話し込む人もいますね。そのうち必ず取引になると確信していますし、もっと活用して他の案件も増やしていきたいです」

【成功のコツ③】表面的なニーズだけでなく、潜在ニーズを探る

キーワード検索の「ひと工夫」と仮説立て

・業種名だけでなく、関連キーワードで検索
・「この業種なら当社の商品/サービスが必要では?」と仮説を立てる
・ニーズ詳細には載っていない潜在的な困りごとを読み取る

国宗(印刷業)💬
「実は他社様が登録している要望の中に『印刷物がほしい』という要望はほとんど無いんです。なので、企業様が出されている要望とは違うとしても、協業できそうな業界の企業様にアプローチしてみました。例えばデジタルの制作会社様は、自社では印刷機を持っていないことが多く、印刷のニーズがあるのではないかと思ってお声がけします」

又七梱包運輸(運送業)💬
「私が見つけた荷主募集元の大手運送会社様は、ほとんどが協力会社で運送をされているのを知っていました。時期的にも繁忙期に入るタイミングだったので、運送の仕事にもチャンスがあるのではないかと思いました。「一度お会いしてお話させてください」、とご連絡をしたところ、ご担当の方とお会いすることができて順調に話が進みました。先方も、信用できる協力会社を探していたんですね。」

【成功のコツ④】商談会は「出会いの宝庫」

出会いが成約率を高める

・職人自ら、五感で魅力を伝えられる
・段階的な関係構築が可能
・オンライン商談なら遠方企業とも気軽に面談できる

アチュ(ナポリピッツァ店)💬
「自分の商品を直接持っていって、職人自らが説明するのは良いこと。自慢できないようなものは売れないでしょう。リアルの会場なら作ったピッツァの匂いがするし、美味しそうだから食べてみたいってなりますよね。その雰囲気ごと見せられるのも大事」

浪速製菓(菓子製造)💬
2年連続で商談会に参加。「初めましての企業様と1回目で商談成立することはなかなか無いので、次の商談の土台作りをして、現在も継続してお話しさせていただいています」

「以前よりお取引があった企業様がいたのですが、メールや電話のやり取りのみで直接会ったことが無かった。商談会をご挨拶する機会として活用させていただきました」と、少し意外な使い方もされています。

回生堂(入浴剤製造)💬
「Big Advance内で開催される商談会にも参加し、そこでも成約に至りました。基本的に当社の商談はオンラインで行っていますが、遠方の企業様とも気軽に面談の機会が持てるのが良いですね。定期的に開催される商談会のご案内もその都度いただけるので非常にありがたいです」

次回の商談会情報はこちら

【成功のコツ⑤】金融機関の信頼を最大活用

審査通過企業同士の安心感が商談をスムーズに

・金融機関を介していることが信頼に繋がった

大興電設(電気設備・イベント運営)💬
「会員企業という信頼が前提にあると、話をスムーズにすすめられます。当社を全く知らない企業からしたら、なんで建設業の会社が沖縄のもずくを仕入れるんだって不審に思われるかもしれないですよね。金融機関の審査を通過している企業同士なので相手がこちらを信頼してくれます」

国宗(印刷業)💬
「ネットでの新規開拓は信頼性が最も重要です。Big Advanceは金融機関を通しているので会員情報がしっかりしており、信頼性が高いです」

おうちのIT屋さん(ITサポート)💬
「特に私のようなIT関連の仕事では、怪しい業者との区別が難しいこともありますが、Big Advanceを通じた出会いなら安心感があります」

マッチングの面白さは「思わぬ展開」にあります。
当初の目的とは違う成果を得た企業が多数あったのでご紹介します。

予想外の展開を楽しむ

異業種コラボレーション

エレツ(床暖房販売)様× シロアリ駆除業者
シロアリ駆除業者から「床下から床暖房を入れられないか」という相談があり新ビジネスモデルが誕生。「シロアリ駆除業者さんは床下作業に慣れているので、従来の作業の延長で床暖房の施工も提案」。九州地方を中心に反響多数。

河合経木(木材加工)様× サウナ会社
廃材処理に困っていた時、「サウナといえば木材を燃料として使うのでは」と思いつき検索。サウナ会社とマッチングし、廃材活用の新たな可能性を探る機会に。

当初の目的と違う成約

中野MONOテクノロジー(検査治具製造)💬
検査治具の販路拡大で商談会に参加したが、ホームページ制作会社とマッチング。「頭の片隅にホームページ刷新の想いがあったので、本当にタイミングが良かった。潜在的なニーズとタイミングさえ合えば思わぬ成約が実現します」

佐寿一(食材卸)💬
果物を販売する予定で商談申込したが、相手企業が果物加工のノウハウも持っていることが判明。逆に依頼する形で、新商品「冷凍いちご大福」が誕生。

スプランドゥール(下着卸・IT事業)💬
自社商品のアプリ作成について提案を受けたが、会話を重ねるうちに「この価格でこんな面白いことができるんですね」となり、代理店として活動することに。

成約率を高める工夫は?

① 面談は「対面」を優先

廣建(リフォーム業)💬
「近距離なら片道20キロ程度までは直接お伺いします。やはり、対面で顔を見せたほうが先方としても安心感があります」

HONOR(補修業者)💬
「基本的に直接お伺いしています。簡単な資料をお持ちして金額設定やサービスのご説明をして、成約に至っています」

遠方の場合はオンラインも活用できます。

谷口シール印刷(印刷)💬
「コロナ禍でZoomを活用するようになり、鳥取、島根、福井など、これまで直接訪問が難しかった地域の企業とも面談できるようになりました」

② サンプル提供で商品力をアピール

西尾(食品通販)💬
「山形の企業はとても積極的でサンプル送付の際には先方が送料負担を申し出てくれました。そういった企業とは『取引が始まる』と直感します」

谷口シール印刷(印刷)💬
「面談後は、その地域の
文字マップを同封してサンプルを送付しています。すぐに返答がなくても、定期的にフォローアップを行い、将来的な取引につなげています」

③ 情報更新をこまめに

ユニティー(オーダーカーテン製造、内装業)💬
「週に一回は必ずニーズを更新して、常に新しい情報を発信し続けることで、より多くのマッチング機会を創出できます」

成功企業に共通する考え方

「断らない、できることを探す」

日研工業所(工業塗装)💬
「お客様に寄り添う。たとえ当社で直接対応できない案件でも、必ず見積もりを出します。様々なネットワークを活用して、お客様のニーズに応えようとする姿勢を貫いています」

河合経木(木材加工)💬
「求められたことに対してどこまで対応できるか。頼まれたことに対して『できません』をできるだけ言わないよう対応してきました」

「地道な努力を続ける」

自然舘(健康食品)💬
座右の銘は「地道に勝る近道なし」。「毎日10件ずつメッセージを送り続け、反応がなければテキストの内容を変えるなど、常に改善を行います」

「予想外の展開を楽しむ」

竹之内製材所(製材業)💬
「一番のポイントは『予想外の展開を楽しむこと』。最初から完璧な結果を求めるのではなく、使いながら可能性を広げていくことが大切です」

スプランドゥール(下着卸・IT事業)💬
「予想外の展開が生まれるのもBig Advanceの面白さです」

【マッチングQ&A】

Q1. どれくらいの頻度でBig Advance上にあるニーズをチェックすべき?
A. 成功企業の多くが「毎日」または「週に複数回」チェックしています。
・毎日10件アプローチ
・時間があれば毎日、スキマ時間も活用
・朝のメールチェックの流れで開く

Q2. 遠方の企業とはどう商談する?
A. オンラインと対面を使い分け。
・遠方なら初回はオンライン、必要に応じて訪問
・サンプル送付+オンライン面談の組み合わせも効果的

Q3. 成果が出るまでどれくらいかかる?
A. 即成約もあれば、3年後に花開くケースも。
・半年で11件成約
・「3年後くらいに大きな仕事をすることもある」
・重要なのは「関係を継続すること」

Q4. 商談会は参加すべき?
A. 多くの企業が「参加して良かった」と回答。
・直接会えることの価値
・商品の匂いや雰囲気を伝えられる
・既存顧客との顔合わせにも活用可能
・直接会えない場合もオンラインで商談可能

【まとめ】今日から始められる5つのアクション

1.毎日10分、Big Advanceをチェックする習慣をつくる
2.キーワード検索を工夫する
3.週1回の情報更新を徹底する
4.商談会には積極的に参加する
5.予想外の展開を楽しむ心構えを持つ

【最後に】

30社以上の成功事例から見えてきたのは、「継続的な努力」「柔軟な発想」「誠実な対応」という、ビジネスの基本を大切にする姿勢でした。
Big Advanceのビジネスマッチングは、金融機関の信頼という土台の上で、全国の企業と効率的につながることができるツールです。しかし、ツールはあくまでツール。それを活かすのは、あなた自身の行動と工夫です。

「まずは1社、商談申込をしてみる」
「週1回、情報を更新してみる」
次回の商談会に参加してみる」

小さな一歩からはじめてみませんか?

取材・執筆:木村 奈央
コネクト編集部

「コネクト」立ち上げメンバー。以前は社会人向け教育・研修事業を展開する企業にて、オウンドメディア編集部の一員としてメディア運営全般に従事。当面の目標はペーパードライバーからの脱却。

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